知っておくべき支払のこと

会社設立をすると、「メリットがたくさんある」と感じている方も多いと思います。
特に、お金に関するメリットを聞くと、「会社設立をした方が、良さそうだなぁ」と感じる方もいるでしょう。
法人化した際には免税などを受けることが出来ますので、会社設立をすると、「節税効果を得られる」と認識している方も多いと思います。
確かに、免税によってメリットを受けることは出来るでしょう。

しかし、利益によっては必ず支払わなければいけない税金も出てきます。
法人化した場合には、会社の利益に関係なく、毎年7万円程税金が課せられることになります。
大きな利益を得ている場合には、これらの支払いに苦労することはないと思いますが、思う様に会社が軌道に乗らず、利益が上がらない場合には、この支払が大きな負担となってしまうこともあります。
また、従業員を雇った場合には、会社側で保険料を負担することが必要となるため、利益が出ていないにも関わらず、保険料の支払いが必要となってきます。
「最初から、保険加入をしなければ良いだろう」と安易に考える方もいると思いますが、万が一社会保険に未加入ということが分かれば、2年前までさかのぼって支払うこととなりますので注意が必要です。

会社を設立するためには、こういった必要な支払なども理解しておかなければなりません。
計画通りに利益が出る、利益率が上がるとは限りませんから、「もし、利益が出なかったら？」というところまで考えていくことが必要となるでしょう。
税金や会計などの知識がない方は、税理士などへの相談が必要となりますから、これらの経費も頭に入れておきましょう。

現実に会社を設立するとなると、留意しておくべき点がたくさん出てきます。
しかし、正確な情報を得て、想定されるケースに備えておけばデメリットを回避することも可能です。
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